ガブリアス4週連続首位も37%へ漸減――バンギラス・ゴリランダー・マスカーニャら対策駒5匹が週後半に一斉急騰し環境激変
poch.ms 編集部 · 直近7日間に収集したマスターボール級以上の認定構築 145件を分析しました。使用率は各ポケモンを採用した構築の割合です。
今週の概況
シングルバトルの使用率トップはガブリアス(37%)で変わりませんが、先週の41%から4ポイント下げ、緩やかな下降線をたどっています。2位ボーマンダ(28%)、3位アシレーヌ(22%)、4位ミミッキュ(21%)、5位ルカリオ(20%)と続き、トップ5の顔ぶれ自体は安定しています。しかし週の本当の主役はカウンターピック群で、バンギラス(3%→16%)、ゴリランダー(7%→20%)、マスカーニャ(7%→18%)、カイリュー(6%→16%)、エースバーン(5%→12%)の5匹が週後半に使用率を軒並み倍以上に跳ね上げました。
構築傾向はバランス型65%、攻撃型25%、受け寄り10%で安定しています。タイプ分布はドラゴン(79%)・みず(77%)・はがね(74%)が三本柱を成し、ひこう(73%)が僅差で続きます。ガブリアス・ボーマンダ・ブリジュラスのドラゴン3枚が環境の骨格を作り、アシレーヌ・ギャラドス・ゲッコウガのみず勢とルカリオ・メタグロス・ブリジュラスのはがね勢が脇を固める構図です。ダブルバトルではゴリランダー(36%)が首位で、ガオガエン(16%→44%)の急騰やカイリュー(1%→25%)の爆発的流入など、シングルとはまったく異なるメタが動いています。
使用率 TOP 20
そのポケモンを採用したチームの割合です
ダブルメタ TOP
ダブル 83構築 · シングルとは別の顔ぶれ
主力ピックの型
上位ピックが実際どう組まれているか — 特性・技が判明した構築だけを集計しています(割合はその母数基準)
レート帯別メタ
同じシーズンでもレート帯ごとに好まれるピックは変わります
レート2000以上(38構築)と1000〜1999帯(65構築)ではメタの様相がまるで違います。上位帯ではミミッキュが37%で堂々のトップに立ち、アシレーヌ(32%)、リザードン(26%)と続きます。一方、中間帯ではガブリアス(40%)が圧倒的な首位で、ルカリオ(20%)やゲッコウガ(15%)といった対面性能で勝負するアタッカーが目立ちます。全体使用率でミミッキュが21%に沈んだのは中間帯での採用率が20%にとどまったためで、上位帯では依然として最も信頼される対面駒です。
上位帯に偏るスキルスキューが顕著なのはアシレーヌ(32% vs 14%)、ミミッキュ(37% vs 20%)、セグレイブ(24% vs 8%)の3匹で、構築全体の完成度が高いチームでこそ真価を発揮するポケモンです。逆にマスカーニャ(中間12% vs 上位3%)、ゲンガー(12% vs 3%)、オーダイル(11% vs 3%)は中間帯に偏っており、単体の崩し性能で勝ちを拾える半面、上位帯の練られた構築には通りにくい傾向がはっきり出ています。
上昇ピック & 下降ピック
週前半(9/28~)と後半の使用率変化
週後半の急騰には、いずれも上位3匹を狙い撃つカウンター関係があります。バンギラスはいわ技ストーンエッジで2位ボーマンダを叩ける対策駒として3%→16%へ浮上し、ピークレート2166(かふぇオレ)が実戦での強さを証明しました。ゴリランダーは先制技グラススライダーで3位アシレーヌのくさ弱点を突き、マスカーニャもトリックフラワーで同じアシレーヌを高速から崩します。カイリューはドラゴン技りゅうのはどうで首位ガブリアスを叩く役割を担い、6%→16%へ急伸しました。とりわけS123のマスカーニャとS119のエースバーンが同時に台頭したことで、S102のガブリアスやS100のボーマンダを上から叩ける局面が増え、環境全体の対面速度が一段上がりました。
下落組ではミミッキュ(28%→10%)の週内落差が最大です。積み技つるぎのまいと先制技かげうちで詰める勝ちパターンが、マスカーニャやエースバーンといった上から殴れる高速アタッカーの台頭で通りにくくなった格好です。ガブリアスも39%→33%と後退し、こおり4倍弱点を突けるはずのセグレイブ(13%→8%)まで道連れに下がっています。セグレイブの減少でこおり打点が薄くなった今の環境で、上位7匹に抜群を取れるロトム (Frost)はほぼ手つかずのまま残されており、最大の未開拓カウンターです。
タイプ地形
チームにそのタイプが1体でもいる割合
ドラゴンタイプが搭載率79%で環境を支配しており、ガブリアス(じめん複合)・ボーマンダ(ひこう複合)・ブリジュラス(はがね複合)という役割の異なる3匹が高採用で共存していることが主因です。みず(77%)はアシレーヌを筆頭にギャラドス・ゲッコウガが支え、はがね(74%)はルカリオ・メタグロス・ブリジュラスの3枚に分散しています。ほのお(59%)はリザードン・エースバーン・ウルガモスが担っており、はがね74%の環境で崩し需要が底堅いことを物語ります。フェアリー(56%)とゴースト(56%)が同率で、両タイプにまたがるミミッキュの浮沈が両数値を左右するバロメーターになっています。
注目の構築
今週の最上位レートの構築
レート2294のアニキングはガブリアスとゲンガーを軸にしたバランス構築で、今週の最高レートを記録しました。フラージェスをフェアリーの受け枠、オニゴーリをムラッけによる崩し枠として起用しており、環境外のポケモンで相手の想定を崩す構成です。
レート2280のにこ🌷はアシレーヌ(うたかたのアリア / アクアジェット / アンコール / ムーンフォース)とミミッキュ(シャドークロー / じゃれつく / つるぎのまい / かげうち)を核としたバランス構築です。今週の急騰組であるカイリューをいち早く取り入れており、アシレーヌのアンコールで相手の積み技を封じつつミミッキュのつるぎのまいで切り返す攻防一体の組み立てが光ります。
レート2166のかふぇオレはルカリオとリザードンを軸に据えたバランス構築で、今週の急騰組からカイリューとバンギラスの2匹を採用しています。上位メタへのカウンターを積極的に取り込み、変化する環境への適応力を示した構成です。
レート2201の愚者はボーマンダ(すてみタックル / りゅうせいぐん / だいもんじ / じしん)とアシレーヌ(うたかたのアリア / ムーンフォース / めいそう / アクアジェット)を二枚看板にしたバランス構築です。マンムーをこおり打点の要員として起用しており、ガブリアスのこおり4倍弱点を直撃できる貴重な枠として、セグレイブが下落する環境で独自の対策ポジションを確立しています。
今週の総括 & 来週の注目点
週間テーブルだけでは見えない長期トレンドとして、リザードンの上昇曲線が浮かび上がります。第12週の9%から第13週14%、今週19%と3週連続で右肩上がりを描き、13レポートを通じた過去最高に並びました。はがね74%の環境でほのおの崩し価値は高く、同じくほのお枠のエースバーンも5%→12%と伸びていることから、ほのおタイプ全体の地位が着実に上昇しています。
ダブルバトルではガオガエン(16%→44%)の急騰が最大の変動で、いかくによるサポートとほのお打点を兼ねた万能駒として一気に主流入りしました。シングルでは、バンギラス・ゴリランダー・マスカーニャの対策3枚が来週も15%以上を維持すれば、カウンターメタの定着によりガブリアスの使用率は35%を割り込む公算が大きいと見ています。