ガブリアス44%で首位堅守、マスカーニャ・フシギバナら対アシレーヌ包囲網が一気に台頭
poch.ms 編集部 · 直近7日間に収集したマスターボール級以上の認定構築 110件を分析しました。使用率は各ポケモンを採用した構築の割合です。
今週の概況
ガブリアスが採用率44%でシングル環境の頂点に立っています。さめはだ採用率100%、じしんとステルスロックを軸にした起点作り兼アタッカーとしての座は揺るぎません。2位のアシレーヌは20%で前週とほぼ同水準ですが、週後半にかけてくさ・でんきタイプの対抗馬が三方向から同時に立ち上がり、環境の力学が大きく動きました。
プレイスタイルはバランス型55%、攻撃型22%、耐久型23%で三者がほぼ拮抗しています。タイプの骨格はみず77%・ドラゴン75%・はがね70%の三本柱に、じめん65%・ほのお64%が続く形です。ダブルではリザードンとペリッパーが44%まで急騰し、あめ軸の範囲攻撃が主流になっており、シングルのサイクル戦とは全く異なる構図が生まれています。
使用率 TOP 20
そのポケモンを採用したチームの割合です
主力ピックの型
上位ピックが実際どう組まれているか — 特性・技が判明した構築だけを集計しています(割合はその母数基準)
レート帯別メタ
同じシーズンでもレート帯ごとに好まれるピックは変わります
2000以上の帯域ではピクシーが29%でガブリアス41%に次ぐ存在感を見せ、1000〜1999帯のわずか3%と極端に乖離しています。バシャーモも24%対6%、ドドゲザンも18%対2%と、崩しに特化した構成が高レート帯に集中しています。アシレーヌは2000以上ではわずか6%で、めいそう型への対処が行き渡った環境ではサーナイト18%やピクシーがフェアリー枠の主役を務めています。
1000〜1999帯ではアシレーヌ21%が健在で、めいそうからムーンフォースにつなぐ積み展開が軸になっています。マスカーニャ(12%対0%)やゲンガー(12%対0%)も中間帯限定の採用で、2000以上帯には一切姿がありません。ガブリアスは2000以上で41%、1000〜1999帯で48%と両帯域で40%を超えており、レートを問わず環境の支柱であり続けています。
上昇ピック & 下降ピック
週前半(10/19~)と後半の使用率変化
週後半に最も大きく動いたのは対アシレーヌのくさ・でんきラインです。マスカーニャが8%→19%へ急騰し、くさタイプ一致のトリックフラワーでアシレーヌを上から叩ける点が最大の採用理由です。フシギバナも3%→13%に跳ね上がり、ギガドレインで回復を絡めながらアシレーヌを崩します。ロトム (Heat)は2%→13%と存在感を増し、ボルトチェンジのでんき打点で対アシレーヌの第三の選択肢として台頭しました。三方向から同時に回答が出そろったのは今シーズン初です。
ブリジュラスも13%→21%と大きく伸び、ドラゴンタイプ一致のりゅうせいぐんでガブリアスを直接縛れるのが強みです。イエッサンも3%→13%と浮上し、2000以上帯で18%を記録しています。一方、ガブリアスのこおり×4弱点を突く動きはまだ表面化していません。ロトム (Frost)はこおり一致でガブリアス・アシレーヌ・ボーマンダ・マスカーニャの4体に抜群を取れますが、採用率3%未満のまま出番を待っている状態です。
下降組ではキュウコン (Alola)が11%→0%、ギルガルドが10%→0%と姿を消しました。カバルドンは14%→9%に沈み、くさタイプの急増がじめん・みず複合にとって逆風になっています。ギャラドスも17%→6%と大きく後退し、マスカーニャのくさ打点とブリジュラスのドラゴン打点に挟まれて居場所を失いました。
タイプ地形
チームにそのタイプが1体でもいる割合
みず77%が最多で、アシレーヌ・ギャラドス・グソクムシャが担います。ドラゴン75%はガブリアス・ブリジュラス・ボーマンダが形作り、環境の攻撃的な骨格を構成しています。はがね70%はブリジュラス・アーマーガア・メタグロスで、フェアリーへの耐性を活かした受け回しの基盤です。
ほのお64%はリザードン・エースバーン・バシャーモが支え、はがね70%に対する不可欠な崩しの軸です。フェアリー60%はアシレーヌ・ミミッキュ・サーナイトで、ドラゴン75%の環境における最大の防波堤になっています。ゴースト54%はミミッキュを中心に、かげうちの先制打点が対面性能を支えています。
注目の構築
今週の最上位レートの構築
レート2116のすのーほるんは、ミミッキュとメタグロスを軸にしたバランス構築です。オーロンゲの採用が特徴的で、いたずらごころによる先制サポートから後続の積み展開につなげる起点作りの役割を担っています。
レート2114の愚者は、ガブリアス(ドラゴンテール・じしん・がんせきふうじ・ステルスロック)とミミッキュ(じゃれつく・のろい・かげうち・つるぎのまい)を柱にした耐久型の構築です。フラエッテはフェアリータイプの特殊受けとしてドラゴン環境への回答を担い、ドドゲザンはまけんきによる高火力の崩しで受けを許しません。
レート1694の大人四は、ガブリアス(じしん・アイアンヘッド・ドラゴンテール・ステルスロック)とブリジュラス(エレクトロビーム・ラスターカノン・はどうだん・あくのはどう)のバランス構築で、今週の上昇組であるブリジュラスとマスカーニャを取り入れています。デスカーンはゴーストタイプの物理受けとして物理アタッカーを封じ込め、スターミーは高い素早さと安定したみず・エスパー打点に自己再生を加えた万能な対面要員です。
レート2110のりこりーは、ガブリアス(じしん・スケイルショット・がんせきふうじ・ステルスロック)とアシレーヌ(ムーンフォース・うたかたのアリア・アンコール・めいそう)を核にした耐久型の構築で、今週上昇したブリジュラスを採用しています。ドドゲザンはまけんきの高火力で相手の受けを崩し、ギルガルドはバトルスイッチを活かしたゴースト・はがね複合の耐性で幅広い相手に安定して受け出せる駒です。
今週の総括 & 来週の注目点
前回のレポートが予測したアシレーヌの30%割れは、今週20%で実現しました。第15回の33%から2週連続の下落で、くさタイプのマスカーニャ・フシギバナが同時に台頭したことが構造的な圧力であることを裏付けています。カイリューとバシャーモは前回の記録的低水準からさらに後退して今週トップ12圏外に沈み、リザードンも12%と後退が続いています。
カバルドンが12%で16レポート追跡中の最低値を記録し、これまでの13%〜23%のレンジを初めて下回りました。前週の20%から8ポイントの急落で、くさタイプの台頭がじめん・みず複合にとって直接の逆風になっています。グソクムシャも10%で6レポート追跡中の最低に沈み、10%〜19%のレンジの底辺に達しています。
ガブリアスが次週も40%以上を維持すれば、第9〜10回以来となる連続40%超えでトップの地盤はさらに盤石になります。40%を割り込めば、今週の44%は週前半の偏りにとどまったことになります。