ガブリアス首位39%、9月9日解禁のボーマンダが2週で31%・2位へ、ミミッキュは11レポート最低の15%
poch.ms 編集部 · 直近7日間に収集したマスターボール級以上の認定構築 252件を分析しました。使用率は各ポケモンを採用した構築の割合です。
今週の概況
シングルバトルはガブリアスが採用率39%で首位を堅持しています。さめはだ100%・じしん73%・ステルスロック56%・ドラゴンテール38%という型が主流で、起点作りからドラゴン一致技による削りまで一匹で完結する役割圧縮型です。今週最大の動きは2位のボーマンダ(31%)です。9月9日のレギュレーションM-Cで新たに加わった28体の1体で、解禁初週に14%で7位につけると、一週で倍以上の31%まで伸びて2位に立ちました。いかく96%採用でサイクルを回しつつ、りゅうのまい・すてみタックル・じしん・はねやすめをそれぞれ63%が搭載する、一度積めば押し切る積みエース構成です。ドラゴン2枚看板がメタの中心軸を成しています。
構築傾向はバランス65%・攻め21%・受け14%で、対面とサイクルの両面に備える構築が多数派です。タイプ分布ではドラゴン82%とみず81%が二大柱として拮抗し、はがね70%・ひこう66%・じめん63%がそれを支える厚い基盤を形成しています。ガブリアスがドラゴンテールでボーマンダに抜群を取れるため、ドラゴンミラーの対面でもガブリアスが優位に立っています。
ダブルバトルはシングルとまったく異なるメタが展開されており、ゴリランダー(34%)を筆頭にイダイトウ・オオニューラ(各24%)、ペリッパー・ガオガエン(各22%)、イエッサン(20%)とサポートや展開軸のポケモンが上位を占めています。
使用率 TOP 20
そのポケモンを採用したチームの割合です
ダブルメタ TOP
ダブル 74構築 · シングルとは別の顔ぶれ
主力ピックの型
上位ピックが実際どう組まれているか — 特性・技が判明した構築だけを集計しています(割合はその母数基準)
レート帯別メタ
同じシーズンでもレート帯ごとに好まれるピックは変わります
レート2000以上の帯ではアシレーヌ・ボーマンダ・ガブリアスが各36%で同率首位に立っています。ただし中身は対照的です。アシレーヌは中帯(1000-1999)で15%に留まり、21ポイントの差は全ポケモン中最大である一方、ボーマンダは中帯でも28%で2位につけており、腕前を問わず広く使われている枠だと分かります。ミミッキュも上帯25%対中帯12%、リザードン(上帯21%対中帯9%)とアシレーヌ型の上位帯偏重を見せており、これらはサイクル戦や詰め筋の精度が問われる「使い手の腕が結果に直結する枠」です。
一方、中帯ではギルガルドが12%を占めているのに対し、2000以上では採用率0%と完全に姿を消しています。ゴリランダー(中帯16%対上帯7%)やギャラドス(中帯15%対上帯7%)も中帯寄りで、上位帯ではより対面性能や崩し性能が高いアシレーヌやミミッキュが優先されている構図です。ギルガルドの上位帯での完全不在は、トップ層がゴースト/はがね複合の耐性よりも別の役割を重視していることを端的に示しています。
上昇ピック & 下降ピック
週前半(9/14~)と後半の使用率変化
今週最大の動きはガブリアスの週内加速です。前半37%から後半44%へ7ポイント跳ね上がり、イドツバキ選手がレート2196を記録しました。ステルスロック採用率56%が示すように、ガブリアスは従来カバルドンが担っていたステロ撒き+対面削りの役割を吸収しつつあり、1枠で起点作りとアタッカーを兼ねる効率の高さが買われています。並行してメタグロスが4%→10%と復調し、エースバーンも9%→13%と伸びており、はがね耐性とほのお打点の需要が同時に高まっています。
下落側ではカバルドンが25%→15%と今週最大の落ち幅を記録しました。ガブリアスにステロ役を奪われた形です。セグレイブも20%→13%と失速し、ドラゴン枠はガブリアス+ボーマンダの2強に収斂しつつあります。ゲッコウガ(13%→6%)とサーフゴー(14%→8%)も大幅に後退しており、週後半のメタは少数の上位ポケモンへ集約が進みました。
ガブリアスの×4こおり弱点に対するカウンターは依然として不在です。ロトム (Frost)はガブリアス・ボーマンダ・アシレーヌ・カバルドンの上位4種にこおり一致技で抜群を取れ、反撃を受けるのは3種のみという好条件にもかかわらず採用圏外に留まっています。エアームド (Mega)やアーマーガアもセグレイブ・グソクムシャ・ミミッキュ・ゴリランダーの4匹に一方的に有利でありながら使われておらず、こおり打点の慢性的な不足がガブリアスの支配を構造的に支えています。
タイプ地形
チームにそのタイプが1体でもいる割合
タイプ分布はドラゴン82%が首位で、ガブリアス・ボーマンダ・セグレイブの3枚がチームの大半に組み込まれています。みず81%はアシレーヌ・グソクムシャ・ギャラドスが支え、じめんやほのおへの受けとして不可欠です。はがね70%はルカリオ・ブリジュラス・サーフゴーが担っていますが、サーフゴーの下落(14%→8%)とメタグロスの台頭(4%→10%)により、はがね枠の顔ぶれに入れ替わりの兆しがあります。フェアリー61%はアシレーヌ(24%)とミミッキュ(15%)が二枚柱ですが、ミミッキュの低迷に伴いアシレーヌへの依存度が高まっています。ほのお50%はエースバーンとリザードンが牽引しており、はがね70%環境への対抗手段として半数のチームに組み込まれています。
注目の構築
今週の最上位レートの構築
レート2275・ポポ選手はライチュウとバイバニラを軸にしたバランス構築です。バイバニラのこおり一致技はガブリアスの×4弱点を直撃するメタ読みの一手で、ラフレシアのどくタイプはフェアリー61%の環境への対抗枠、ホルードのじめん打点ははがね勢への崩しとして機能しており、上位メタへの刺さりを意識した独創的な構成です。
レート2196・イドツバキ選手はガブリアスとブリジュラスを中心としたバランス構築で、今週の上昇株であるガブリアスに乗った形です。ウツボットのくさ/どくタイプはみず81%の環境で独自の受けと崩しを兼ね、クエスパトラは積み展開からの全抜きを狙う奇襲性の高い選出です。
レート2111・ワイアットのゆっくり実況選手はガブリアスとアシレーヌを軸にしたバランス構築で、今週の上昇株であるメタグロスとガブリアスを共に採用しています。ガブリアスがりゅうせいぐん・かえんほうしゃ・どくづき・りゅうのはどうという特殊寄りの型で、物理受けに対して高い崩し性能を発揮します。アシレーヌもムーンフォース・うたかたのアリアの二本柱にアンコールで相手を縛り、クイックターンで対面操作する技巧的な構築です。
レート2108のれしむは今週2位のボーマンダを軸に据えた構築です。ガブリアスがじしん・スケイルショット・ドラゴンテール・ステルスロックで起点作りと削りを担い、ボーマンダはすてみタックル・りゅうせいぐん・だいもんじ・じしんの二刀型で物理・特殊の両面から圧力をかけます。ボーマンダ・セグレイブ・グソクムシャと9月9日に加わった3体を同時に採用しており、ヤドランは再生力で攻めを受け止めて立て直す枠です。
今週の総括 & 来週の注目点
週間テーブルには現れない流れが二つあります。一つは新規解禁組の浸透の速さです。9月9日のレギュレーションM-Cで加わった28体のうち6体がすでにシングル上位20体に入り、その先頭がボーマンダの31%です。上位帯と中帯の双方で上位を占めており、一週限りの流行とは考えにくい伸び方です。もう一つはミミッキュの下落です。11レポート前には29-31%圏のトップ常連でしたが一貫して下がり続け、今週15%で過去最低ラインの19%を初めて大きく割り込みました。対照的にアシレーヌは24%で11レポートの最高値に到達しており、フェアリー/みず複合枠の主役がミミッキュからアシレーヌへ移行する構造転換が進んでいます。
ダブルバトルではブリジュラスが18%→39%と爆発的に伸び、ラグラージ・キラフロル・ライチュウも急上昇しており、シングルのガブリアス一強とは対照的にメタが大きく動いています。メタグロスが来週シングルのトップ12に復帰して定着すれば、サーフゴーからの世代交代が本格化したと判断できます。