首位ガブリアス38%は不動も、ミミッキュ31%が明確な2番手へ浮上——週半ばのM-4開幕を境にカバルドン・アシレーヌが伸び、マフォクシーが失速した一週間。
今週の概況
今週は884チーム(レート判明は757チーム)を集計。シングルスの首位は変わらずガブリアスで使用率38%、先週の39%からほぼ横ばいで王座を守りました。一方で2番手争いに動きがあり、ミミッキュが29%→31%と着実に数字を伸ばして単独2位に定着、逆にメタグロスは26%→24%とわずかに後退しています。週半ばの2026-07-08にはランクシーズンがM-4へリセットされましたが、上位の顔ぶれ自体は大きく変わっていません。
変動が目立ったのは中堅どころで、カバルドンが17%→20%、アシレーヌが13%→17%、ギャラドスが12%→17%とそろって上昇し、マスカーニャも18%→21%と伸びました。プレイスタイルはbalancedが63%と依然として主流で、offensiveが22%、defensiveが15%という構成です。
タイプ基盤ははがね81%を筆頭に、みず78%、ドラゴン76%が支える構図で、環境の骨格は鋼と竜が握っています。なお同期間のダブルスは147チームと母数こそ小さいものの、ガブリアス31%を筆頭にドドゲザン29%・イダイトウ28%・ガオガエン26%が並ぶ完全な別メタで、ガオガエンやヤバソチャといった味方サポート・展開軸が主役という点でシングルスとは色が異なります。
使用率 TOP 20
そのポケモンを採用したチームの割合です
ダブルメタ TOP
ダブル 147構築 · シングルとは別の顔ぶれ
主力ピックの型
上位ピックが実際どう組まれているか — 特性・技が判明した構築だけを集計しています(割合はその母数基準)
レート帯別メタ
同じシーズンでもレート帯ごとに好まれるピックは変わります
2000以上の上位帯(297チーム)では、ミミッキュが35%まで伸びて首位ガブリアス37%にほぼ肩を並べます。以下ブリジュラス27%、カバルドン25%、ギャラドス23%、ゲッコウガ21%、メタグロス21%と続き、上位ほど選出される偏りが顕著なのがゲッコウガ21%(下位帯11%)、カバルドン25%(同16%)、ギャラドス23%(同15%)です。高レート帯ほど水・悪の起点作りや受け回しの技術が問われることが数字に表れています。
一方1000〜1999帯(459チーム)ではガブリアスが40%とより支配的で、ミミッキュ29%、マスカーニャ24%、メタグロス24%が続きます。マスカーニャは中位帯で24%、上位帯では17%と下のレート帯ほど好まれる典型で、扱いやすい先制のわざとバランス型の使い勝手が中堅層に刺さっている構図です。カバルドンが16%と上位帯の25%に届かない点も、帯による練度差を映しています。
上昇ピック & 下降ピック
週前半(7/6~)と後半の使用率変化
上げ潮の中心はカバルドンです。週後半だけで19%→28%と跳ね、じめん受けとしてじしんでメタグロス(はがね)を正面から起点にできる対面性能が評価されました。そのメタグロス自身も後半は23%→28%と伸びており、鋼と地面のにらみ合いが今週の主戦場になっています。ギルガルド4%→10%の増加も、はがねとしてミミッキュに強く、キングシールドで択を作れる点が支持された動きです。
竜・炎サイドではカイリュー9%→12%とリザードン10%→13%が上昇。カイリューはりゅうせいぐんでドラゴン対面からガブリアスに圧力をかけられ、リザードンはかえんほうしゃでメタグロスを的確に落とせるのが伸びの理由です。首位ガブリアスがあえて39%→38%と小幅に削れたのも、こおり4倍という致命的な弱点に加え、ドラゴン対面で不利を取りやすいカイリューの増加が重石になった格好です。
逆に大きく数字を落としたのがマフォクシーで、週内で18%→10%とほぼ半減しました。イダイトウ8%→1%、ブリジュラス23%→18%、サザンドラ18%→14%も後退。ギャラドスは先週比では12%→17%と増えているものの、週内で見ると18%→12%と後半にかけて失速しており、勢いは一週間を通して徐々に落ちています。
タイプ地形
チームにそのタイプが1体でもいる割合
タイプ環境ははがね81%が断トツで、メタグロス・ブリジュラス・アーマーガアがその中心。次いでみず78%(ギャラドス・アシレーヌ・ゲッコウガ)、ドラゴン76%(ガブリアス・ブリジュラス・サザンドラ)と続き、鋼と竜が両輪で環境を回しています。今週の鋼シェアはメタグロス・ブリジュラスの増減に左右される一方、ブリジュラスが竜と鋼を兼ねる二枚看板として両タイプの数字を押し上げているのが特徴です。
以下、ゴースト73%(ミミッキュ・ラウドボーン・ゲンガー)、ほのお70%(マフォクシー・バシャーモ・リザードン)、じめん69%(ガブリアス・カバルドン・ラグラージ)、あく68%(マスカーニャ・サザンドラ・ゲッコウガ)、フェアリー65%(ミミッキュ・アシレーヌ・クチート)と幅広く、ミミッキュがゴーストとフェアリーの両方を支える万能ぶりを見せています。じめんの数字はカバルドンの上昇がそのまま牽引材料になっています。
注目の構築
今週の最上位レートの構築
最高2616(一般サイコパス/balanced)は、アーマーガアとゲンガーを軸に据えた受け寄りの構築です。ゲンガーはまもる・みちづれ・シャドーボール・ほろびのうたを搭載し、ほろびのうたで相手の受けを崩しつつみちづれで一体道連れにする詰ませ性能が光ります。off-radarのエルフーンとハラバリーを差し込んでいる点も、今の環境ではかなり尖った選択です。
最高2509(や/aggro)は、ガブリアスとミミッキュという環境トップ2をそのまま主軸に据えた直球の攻め構築です。使用率1位・2位をそろえて選出圧を最大化し、対面から一気に押し切るアグロプランで高レートに到達しています。
最高2508(ワイアットのゆっくり実況/balanced)も同じくガブリアス+ミミッキュ軸ですが、型がより明確です。ガブリアスはじしん・スケイルショット・ドラゴンテール・ステルスロックで起点作りと崩しを両立し、ミミッキュはじゃれつく・かげうち・のろい・つるぎのまいと、つるぎのまいで積みつつのろいの詰めルートも持たせた重めの構成が特徴です。
最高2491(Suzu/balanced)は、ミミッキュとブリジュラスを軸にしたバランス型。カバルドンの週後半ピークレートもこのSuzuが記録しており、地面受けから盤面を作る地力の高さがうかがえます。off-radarにウルガモスとルカリオを忍ばせ、テンプレから外れた枠で択を広げているのも見どころです。
今週の総括 & 来週の注目点
総じて、M-4開幕直後の今週もシングルスはガブリアス38%・ミミッキュ31%の2強体制が続きましたが、盤面の実態はカバルドンを核とした地面受けと、メタグロス・ブリジュラスを中心とした鋼が押し合う構図へ移りつつあります。来週の見どころは、こおり4倍のガブリアスに刺さるカイリューと、鋼を上から叩けるリザードンがどこまで数字を伸ばすか。ミミッキュ対策として台頭したギルガルドが上位帯に定着するかも要チェックです。
一方ダブルスはシングルスとはまったく別のメタで、balancedが69%とサポート・展開寄りの色が濃く、ガブリアス31%こそ共通するもののドドゲザン29%・イダイトウ28%・ガオガエン26%が上位を占めます。週後半はプテラ11%→32%を筆頭に、コータス9%→25%、バクーダ1%→14%、アマージョ0%→11%、ドドゲザン27%→36%と新興ピックが一気に台頭しており、来週はガオガエン・ヤバソチャの並びにこれらが食い込んで主流化するかどうかが最大の焦点になりそうです。